とある元PTA会長の日記

とある小学校元PTA会長の徒然。PTA関連、学校関連など。

2019年買って良かったもの

PTAネタばかりも何なので、年末ですし「今年買って良かったもの」。
ズバリ、SONYのワイヤレスオープンイヤーヘッドホン、Xperia Ear Duoである。

ソニーのイヤホンというと、巷ではノイズキャンセリングイヤホンのコチラがとっても人気(のよう)だし、ノイキャン系ではAppleAirPods Pro も売れている。ぶっちゃけ AirPods Pro はそこそこ欲しい。

でも敢えてノイキャンではなく、オープンイヤーにはまっている。オープンイヤー、すなわち耳を塞がないタイプ。骨伝導で聴くタイプである。耳を塞がないので、ノイズはガンガン入る。というか、

正直音楽に集中したい人や、セリフを伴う動画を観たい人には向いていないと思うのだが(とりわけ電車の中などでは)、そこまで音質など気にしないで聴く「ながら音楽」にはもってこいだと思う。

 

例えばコンビニのレジで多少の会話が発生する時も、音楽を止めたりイヤホンを外す必要がない。

電車に乗っていても行き先アナウンスなどは普通に聞こえる。

会社でイヤホンしていても声を掛けられればキチンと反応できるので、音楽を聴きながら仕事、というのも問題ない。遮音性の高いカナル型、さらにノイキャン機能とかついてたらこうはいかない。

さらに、耳を塞がない分長時間付けていても耳が痛くならないのも良い。

ノイキャン機能が流行る中、外音がそのまま聞こえるのも悪くない。まぁ、用途にはよるだろうけど。

広報委員会の変革、オンライン化

PTA会長時代に、広報委員会を思い切りいじった。毎年広報委員の選出にはかなり苦労していたが、活動を見るにもっと省力化したり、やり方を変える余地はあろうと思ったからだ。

クラス選出から全校募集へ

例年は委員選出は年度末の懇談会時、翌年度委員を選出していた。暗い雰囲気の、俗に言うお通夜のような懇談会、である。それが嫌で、変えたかった。そもそも広報委員会は各学年毎に散らばってる必要もないことから、全校募集をかけることにした。学年が被ってても問題ない。

さらに、

・平日は割と動ける(取材可能)けど、PC使った編集とかは苦手
・平日は仕事していて無理だけど、PC使った編集はできる

といった簡単なスキルアンケートも行い、バランスよく構成する。委員が頻繁に平日学校に来て編集会議などする必要はない。平日動ける方が取材をして写真を撮影し、それをLINEで共有、編集得意な方は共有された素材を元に広報紙を編集。それで十分じゃん。

紙媒体広報紙からオンライン広報紙へ

また、紙媒体で発行していた広報紙をオンライン化させた。
紙媒体だと、発行回数が少ないため、広報紙に載って配布される頃には「随分古いイベント」になっていることもままあった。加えて、全体の統一感を出すためにはどうしても各ページ担当をマージしていく際に編集会議などが必要となり、これもまた負担。

そんなにボリューミーでなくても、イベント2つぐらいをA4にして1枚程度にまとめて、もっとタイムリーに、その分頻繁に出す、という方向に切り替えた。しかも印刷して配布ではなく、PDFデータの一斉配信。小学校HPにも載せてもらった。

A4×1枚程度なので、基本的に編集は一人が担当。もちろん素材は取材できる人が取材し、LINEで共有している。実はPTA会長時代にも、半ば趣味的に、そして試験的にこうしたミニ広報紙のオンライン配信はやっていた。広報委員会ではなく、PTA会長の独自配信として。タイムリーで頻繁な配信は保護者にも評判が良かったので、こちらを広報委員会としての活動に組み込む、という流れだ。

活動してみて

まず、全校募集にして委員が集まるかどうか、が最初の懸念だったが、蓋を開けてみると募集数以上の応募が来た。驚きである。変革の初年度という点もあり、PTA会長の任期終了後の自分も広報委員として入ってフォローすることにし、他のメンバーは平日活動可否とPCスキルにより選出した。

新体制の広報委員会の活動が始まってぼちぼち年を越そうとしているが、8ヶ月経った今、全員での定例会はたったの2回だけ。広報委員長が「この日にこんなイベントあります」といった情報を流し、行ける人が手を挙げ、写真をLINEグループのアルバムに共有。で、「私今回編集します」といった具合に、編集担当も自然と手が挙がり、制作にかかる。特に持ち回りとか誰かに指示されるとかなく、極めて能動的にまわっている。

嫌々選出されたのではなく、自分から希望して委員になっているので、そもそもモチベーションが違う。他の委員と話していても「できれば来年度も広報委員やりたい」という声もあがっており、委員の満足度は高い。

年度始めに紙媒体で教職員を紹介するものを発行し、その後はずっとオンラインでのミニ広報の配信。イベントの多かった前期は月1以上のペースで発行。発行を指示したわけでもなく、各委員自ら「これミニで流そうよ」という形で進められている、能動的な結果だ。

やらされ感なく活動できるのは非常に良い。PTA活動、かくあるべし、と思える、我ながらナイスな変革であった。

契約社員になり、主夫化

契約形態を変え、働き方が自由になり、それが軌道に乗り始めると「家でできる仕事は家で」という発想になる。

僕は会社のメンバーも好きだし、仕事中の雑談から得られる情報も結構有益。よって「そうだ、会社行こう」という気持ちもそれなりにはあるのだが、いかんせん、ドアtoドアで往復2.5~3時間程度という時間。これが通勤時間ゼロになるのはでかい。打ち合わせも面談もない、という日にはつい、「じゃ家で働こう」になってしまう。

普段は妻が早めに帰宅し、学童に預けた子どもを引き取ってくれてるものの、自分が家にいる時は安心して残業し、帰宅が遅くなる。いきおい、そんな日は主夫になる。

家で仕事ということは、合間を見て家事ができる。洗濯機をまわしながら仕事をし、終われば休憩がてらそれを干す。ルンバに掃除をしてもらいながらメールを打ち、時折Skype繋いで打ち合わせなどを行う。夕方には冷蔵庫の中身を確認して献立を考えつつスーパーに行く。スーパーでは同じ小学校の保護者(本物の主婦)にバッタリ会って井戸端会議。買い物終わってネギやダイコンの入った袋をママチャリ(電動)のカゴに入れ、疾走する姿は、主婦感満載である。

PTA会長時代もやたら学校に顔出すし、PTA会長終わってからも何だかんだで学校に用事があったり、昼間に保護者に遭遇するため「仕事してる?」「ニート?」「ヒモ?」といった説がにわかに浮上するなど、噂好きなママさんの格好のネタになっていたりもする。最近はあまりに違和感なく、自然にママさん同士の会話に溶け込んでいくせいで「女子力の高さ」が話題に上がっているらしい。

PTA会長になったことをきっかけに、会社との契約を変え(何なら会社に新しい人事制度を作ってもらった)、そして在宅ワークが増えたことにより、主夫化。想像だにしなかった展開。いやはや人生とは面白いものである。

契約社員に切り替えた話

メッチャ久々の更新。元気にやってますよ。

 

PTA会長を引き受けて1年経った後、会社にいちいち半休申請とかするのが面倒臭くて、会社に契約形態の変更を申し出た。

正社員だった僕は「契約社員にしてもらえませんか?」と。契約社員、格好良く言うなら「Professional Contract」である。

普通逆だろうという気もするが、要するにプロ野球選手のような契約である。出社義務もなく、出来高払い。当然「朝小学校寄ってから出社します」なんて時に半休申請などは不要。
いちいちマネジメントを受けず、部下の育成とかの責任も負わず、ただ数字にコミットするという「職人」である。

結果、会長2年目以降はサラリーマン会長の中ではトップなんじゃないか、という頻度で学校に顔を出した。多分1年目の3倍ぐらいは学校に行ったんじゃないかな。元々仕事においても現場好きだったので、それはPTA活動においても変わらず。

あ、誤解なきように言っておくと、普通にサラリーマン、正社員でもPTA会長はできます。というか知り合いPTA会長は会社員が多く、皆さん普通に働きながら活動されてます。
僕は単に小学校が好きで、子どもたちとワチャワチャするのも、先生方と話すのも、PTAのお母さんたちと「ああでもないこうでもない」するのも好きで、もっとその活動にコミットしたかった、という酔狂な思考だっただけで。

そんなこんなでPTA会長を存分に楽しむために会社との契約形態まで変えてしまったのが2017年。お金になるわけでもない、そしてPTA会長もある意味限定的な期間しかやらないのに、我ながら思い切ったことをしたもんだ。

どうなることやら。その後の話はまたおいおい。

PTA会長をやって得たこと ~人とのご縁~

PTA会長経験で得たこと、筆頭で挙げたのが「人とのご縁」とかありがちなことですみません。でも、やはり一番大きいのがこれです。

今でも用事があって小学校に行けば、顔見知りの子どもたちとハイタッチしたり、先生方に会って立ち話をしたり、知ってる保護者が来ていれば声を掛けたり。校長室に行けば笑顔で校長室に迎え入れてくれて、学校の話などで盛り上がります。授業参観など多くの保護者が来校される日は、自分の子どものクラスだけでなく、ついつい全学年全クラスの様子を見に行ってしまいますが(校長か!)、必ずどのクラスにも過去に一緒にPTAの運営をやっていたメンバーやクラス委員さんなど、知った顔のお母さんがおり、「最近どう?」と親しげな会話が始まります。

地域コーディネーターを引き受けるといえば、同じ時期にその研修を受ける仲間から早速連絡が来て、コーディネーター仲間が集い、そのメンバーもほとんどが既に知った顔。まぁ、学校に、地域に貢献していきたいとアクティブに動く人種がPTA会長をやっていて、それをきっかけにこうした活動に参画するものなんだな、とも思ってみたり。

地域の自治会の繋がりも圧倒的に深くなりました。引っ越す前の自治会長、引っ越した後の自治会長、それぞれ温かく送り出し、迎え入れてくれます。

普通に会社員として働くだけでは恐らく踏み込まなかったであろうコミュニティができ(面倒臭がる方もいるとは思いますが)、自分にとっては第二、第三の「居場所」になっています。利害関係のない仲間たちは、とても頼りがいもあり、心強いものです。

これが、3年間PTA会長をしていて本当に良かったと思える財産であることは間違いないですね。

PTA会長その後

すっかり三日坊主的に放置していたこのブログ。続けるのはなかなか大変なものだなと反省しつつ、近況をば。

1.PTA会長終わりました

まず、今年3月末にて、3年間勤めたPTA会長の職を終えました。今は新しい体制となってPTA運営委員会も動いていますが、前年に負けず劣らず、むしろパワーアップしたような感じで、皆前向きに、楽しそうに運営されてます。素晴らしいことです。
力強いメンバーが揃ったおかげということもあり、意外と相談などされなかったりで、それはそれで寂しいものですね。そう、PTAロスになりました(笑)

2.引っ越しました

GW中に引っ越しました。といっても、学区内、元の家から新居まで徒歩3分程度。転校などもなく、生活そのものへの変化や影響はありません。
所属の自治会が変わったので、元の自治会の自治会長さんに挨拶に行ってきました。PTA会長をやる以前から自治会のお祭りなんかにも参加し、お世話になっていたので。
所属自治会が変わることを残念がっていただき、とはいえ近所であることは喜んでもらい、そして引き続き元の自治会のお祭りも参加してくれ、と言われました。これからも引き続き地域に根付いていくつもりですが、やはりこういう言葉をいただくのはありがたいものです。

3.PTAとは別の活動に

PTA会長の任期が終わると同時に、色々声がかかります。地域のお役目ってやつですね。まぁ、会長としての活動がなくなったので、何とかなるだろうと、積極的に引き受けることに。

ひとつは「スポーツ推進委員」。地域のスポーツイベントの企画や運営をやります。スポーツ好きだし、まぁ、いいかなと。

次に「学校・地域コーディネーター」。こっちは結構ガチですね。まず年間複数回の研修を受けなければいけない。その上で委嘱されますが、学校と地域の連携推進のための橋渡し役です。地域好きで、学校好きな自分にはピッタリフィットしたお役目(笑)

こんなのやってると、仕事はどうしたとか言われそうですが、普通にサラリーマンです。はい。

 

…とか何とか、引き続き学校には子どもも通ってますし、少しでも学校環境を良くするお手伝いができればな、先生方を手助けできればな、と思っています。

暑さ指数とにらめっこ

今年は記録的な猛暑が続いており、日々熱中症で搬送された、なんてニュースが飛び込んできます。とりわけ衆目を集めるきっかけとなったのが愛知県豊田市の小1児童が熱射病で死亡するという痛ましい事故の発生だと思われます。ご冥福をお祈りいたします。

 

ネットなんかに目をやると、未だに前近代的な発想で、運動しても水飲むなとか、休み時間は強制的に外遊びとか、水筒持参禁止とか、色んなことが言われてますが、当校は幸いそうした発想とは無縁です。

水筒はもちろん持参可ですし、こまめな水分補給を児童に厳命、休み時間はおろか、下校後にも元気のありあまる子どもたちは外で遊んでますが、養護の先生を始め必ず何人かの先生方が体調不良の予見がないか目を光らせています。

 

プールの時間なども暑さ指数とにらめっこしながら、時として高温のため中止の判断。最初は暑いからこそプール、なんて思いましたが、意外とプールは汗をかき、水分が失われる一方で身体は涼しく、油断して水分補給が不足しがち、加えてプールサイドは灼熱、と悪い条件が揃っているのだそうです。

 

校長はじめ教職員各位がかなり気を遣ってくれているので、親としても安心ですが、世の中にはこれだけニュースになっても、水筒持参禁止、外遊び強制、みたいなことを仰る先生もいるようで、驚きます。

 

昨晩、菅官房長官が小中学校クーラー設置補助や夏休み延長を検討、と発表しましたが、結局それも現場の運用次第。子どもたちを預かる教職員への意識改革の徹底こそが事故を防ぐ近道ではないかな?と思います(もちろんクーラー設置も喫緊の課題だと思いますが)。